ついに鴨川秋季キャンプは最終クールに突入。この日を含めて3日間の練習を残すのみとなりました。
台湾では井口監督が初陣を白星で飾るという嬉しい話題があり、鴨川秋季キャンプでも実戦を重視したシート打撃が予定されていましたが、残念ながら悪天候により中止。野手は『打撃廻り』でフリー打撃・ティー打撃・マシンの3種類に臨み、投手も野手もほぼ全員が参加したランニングと強化トレーニングでは、一様に苦しそうな表情を浮かべて倒れ込む場面もありました。
この日最初にブルペン入りしたのは、ルーキーの島投手と種市投手、シート打撃に登板予定だった高野投手と阿部投手の4名。キャンプ終盤を迎えて、ひときわ明るい表情を見せているのは島投手でした。初参加の秋季キャンプについては「想像以上にハードだったものもありましたけど、すごく充実したキャンプになっています」と率直な感想を話します。
島投手といえば、小林コーチのノックで泥だらけになりながら感情をあらわにして打球を追った姿が印象的でしたが、本人はあの瞬間も楽しんで取り組めていたとのこと。プロ1年目のシーズン後半に直面した苦しい時期を振り返りつつ、「このキャンプに来てから自分の思うような球が投げられてきていて、純粋に野球を楽しんで、投げられることが楽しくて幸せだと感じています」と自身に訪れた大きな変化を口にしました。この先のアピールにも意欲的で、全体練習後にもコーチ陣が熱心に投球フォームの助言をするなど、期待の大きさが窺える光景が見られていました。
明日は、この日できなかったシート打撃に加えて、ファンの皆様とふれあうサイン会・写真撮影会を予定。打ち上げの瞬間まで、選手たちは全力で秋季キャンプに臨みます。