2010.07.15 THU
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vs オリックス 第12回戦

前夜はバファローズ先発・金子千の前に打線が沈黙し、連勝がストップ。1勝1敗で迎えたバファローズ3連戦勝ち越しを狙い、先発のマウンドに6月29日のホークス戦以来の先発登板となる吉見を送りました。

その吉見は粘り強い投球で初回を無失点に封じましたが2回、2本の長短打で無死1,3塁とされると、バルディリスの不運な適時内野安打で0対1。先制を許してしまいます。

追いかける打線は2回から4回まで毎回先頭打者が出塁し同点のチャンスを作りますが、制球に苦しむバファローズ先発・長谷川の前にあとひと押しが出来ず、同点にすることができません。

一方の吉見は3回以降、走者を背負うも緩急をつけた投球で要所を締め、回を追うごとに調子を上げていきます。

すると5回裏、この回先頭の8番・的場が敵失で2塁を陥れると、9番・岡田の内野安打で無死1,3塁。ここで1番・西岡が左犠飛を放ち、1対1の同点。理想的な展開で得点を挙げ追いつきます。

さらに6回には先頭の3番・井口が左中間を破る二塁打を放って出塁。4番・金泰均の一ゴロで3塁へ進塁した後の2死3塁から、6番・サブローの打球が敵失を誘って3塁走者・井口が生還。2対1と勝ち越します。

7回から吉見の後を受けて登板した2番手・伊藤が無失点に抑え、8回からは3番手・薮田が登板。難なく2死を取った後に二塁打と2つの四球を許し、2死満塁と一打逆転の場面を迎えます。しかし、最後は山崎浩を気迫のこもった直球で一邪飛に仕留め、このピンチをしのぎます。

追加点を挙げたい打線はその裏、2番・今江が左前安打、続く井口が四球で出塁した後、1死2,3塁から5番・大松が左犠飛を放ち、3対1と貴重な追加点を挙げます。

最後は守護神・小林宏が危なげない投球で3者凡退に抑え3対1で試合終了。3カードぶりのカード勝ち越しを決めました。

吉見は6回109球を投げ被安打3、奪三振5、与四球4、失点1の投球内容で試合を作り、5月29日のベイスターズ戦以来となる今季3勝目を挙げました。

吉見の粘り強い投球で良い流れを引き寄せると、打線が反撃して勝ち越し。そのリードを救援陣が守り切る試合展開で勝利を収め、明日からはいよいよ首位・ライオンズを千葉マリンに迎えての3連戦がスタートします。負けられない戦いが続きますが、まずは渡辺俊が先発する明日の初戦に勝ち、首位奪回を目指して一気にゲーム差を縮めていきましょう!

吉見投手

ファンの歓声に応える吉見
サインボールを手にする吉見
吉見はスタンドからの声援に万歳で応える

-今日ヒーローは見事3勝目の吉見投手です。おめでとうございます。

(吉見)ありがとうございます。

-久しぶりの先発マウンドでしたが、どんな気持ちでマウンドに上がりましたか?

(吉見)いつもと変わらず、1人1人全力で抑えることだけを考えて投げました。

-最大のピンチが2回だったと思いますけど、1点で抑えましたね?

(吉見)そうですね的場さんが上手く引っ張ってくれたんで、その自分のボールを信じて投げたことがいい結果に結んだと思います。

-どんなことに注意して投げようと思いましたか?

(吉見)早くアウトを欲しがらないように粘って粘って最大限にボールを使って投げていこうと思いました。

-移籍してからパリーグのチームに初勝利ですね?

(吉見)ちょっと時間がかかりましたけど嬉しいです。

-ファンの皆さんに一言お願いします。

(吉見)まだ9連戦の真っ最中です。明日から西武戦があります。皆さん見に来て下さい。ありがとうございました。

vsオリックス 第12回戦

「吉見は久しぶりの先発のマウンドだったが、気迫のこもったナイスピッチングをしてくれた。3回以降はヒットを許さなかったね。

7回からの伊藤、薮田、小林宏が最少リードをしっかり守ってくれた。いい仕事をしてくれている。

打線は今は我慢。そのうち、爆発してくれるだろう。それまでは、ピッチャーが踏ん張っていくしかない。今は我慢だね。

守備ではナイスプレーが沢山あった。特に最後の西岡のプレーは本当に大きかった。9連戦の最初のカードを勝ち越し出来たのは大きい。本当に大事な試合をモノに出来た。

明日からは首位のライオンズ。今まで通りの戦いをするだけ。明日の先発は渡辺俊介だよ。」

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