月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる、2019年6月度「スカパー!サヨナラ賞」が発表され、パ・リーグで鈴木大地選手が受賞しましたのでお知らせいたします。
鈴木選手は6月16日(日)ZOZOマリンスタジアムで行われた対中日ドラゴンズ2回戦、2対7で迎えた9回裏、4点を返し1点差に詰め寄った2死満塁の場面で、右前へ逆転のサヨナラ安打を放ち、8対7という劇的なサヨナラ勝利を収めた。
この試合、千葉ロッテは7回表までに0対5とリードを許す苦しい展開だったが、7回裏に鈴木選手のソロ本塁打で反撃開始。再び5点差の2対7で迎えた9回裏の先頭打者も鈴木選手だった。ここで放った自身プロ入り2度目となる2打席連続の本塁打が歴史的逆転勝利の始まりとなった。その後、千葉ロッテ打線は打者一巡の猛攻で、1点差とし迎えた2死満塁で打席には再び鈴木選手。球場の盛り上がりも最高潮の中で、フルカウントからの6球目、バットを真っ二つに折りながら振り抜いた打球は1、2塁間を抜け右前へ逆転のサヨナラ安打となった。
9回裏に5点差以上を逆転してのサヨナラ勝利はプロ野球史上9度目。今季千葉ロッテは、この試合まで3度のサヨナラ勝利があり、その3試合全てで鈴木選手がサヨナラ打を記録。個人シーズン3度のサヨナラ打は55年ぶり3人目の球団タイ記録となった。鈴木選手は6月1日の埼玉西武戦でのサヨナラ安打に続き今月2度目、自身通算では5度目のサヨナラ打であった。