秋季キャンプ3日目から宗接選手が新たに参加。時折強い日差しの中で、選手たちは疲労の中にも充実した表情を多く見せていました。
技術練習の他に全員が連日行っているのは、秋季キャンプに欠かせないランニングと強化トレーニング。指導を担当する根本淳平ストレングスコーチは「野手は走塁のスピードを上げることと、飛距離を伸ばすという意味でも筋力アップ。ウエイトトレーニングと、その他の強化メニューとランニングもしっかりやってもらっています。投手も野手も、ケガのない体づくりを来季に向けてやっていこうと皆がんばっています」とキャンプ中の取り組みについて話します。
この日の陸上競技場では、全身で投げるメディシンボールを使ったトレーニングと、野球のパフォーマンスに直結する横の動きで重心移動を意識させるチューブトレーニングと、股関節の可動域や柔軟性を高めるトレーニングの3種をじっくり実施。その後のランニングは、投手が100m×6本を4セット、野手が60m×6本を2セット。息が上がり、心肺機能を高めるトレーニングとのことで、計算されたタイム内にゴールすることが定められていました。
根本コーチ曰く、キャンプ序盤の現在、ランニングで特に目立っているのは岡選手・藤岡裕選手・加藤選手・山本投手・二木投手とのこと。また、トレーニングの面で成長が見られている選手として、種市投手・安田選手・平沢選手・藤岡裕選手の名を挙げました。坂道ランニングなど工夫されたメニューも取り入れられている今キャンプ。根本コーチは「今やっていることをオフも継続して、来年の春を迎えてほしい」と来季への期待を込めています。
陸上競技場のメニューと技術練習を終えた午後、ウエイト場には続々と選手が集まり、トレーニングを終えた野手がその後さらに室内練習場で打撃を開始するのもおなじみの光景となっている今キャンプ。どの選手もレベルアップを図ろうと貪欲な姿勢で臨んでいます。